Kobe Colloquium on Logic, Statistics and Informatics
以下の要領でコロキウムを開催します。
日時: 2016/8/8 (月) 11.00am - 正午 場所: 神戸大学六甲台第2キャンパス自然科学総合研究棟3号館421室
講演者:大塚淳(神戸大・文) 題目:因果・統計・機械学習の哲学に向けて
アブストラクト:限られたデータから推論を行う帰納推論の手法は、 19世紀末からの古典統計学および近年の機械学習理論の発展にともない、 大きな進展を見せてきた。しかしそれらは決して一枚岩ではなく、 異なった哲学・目的に支えられているといっていいだろう。 本発表では、推測統計、因果推論、機械学習など、 現代の帰納推論にまつわる様々な数理的手法の背景にある 哲学的前提について探ってみたい。特にJudea Pearlらによって開発された、 グラフ表現を用いた統計的因果推論を紹介し、 それを従来の伝統的統計学および近年の機械学習的手法と比較することで、 それぞれの思想的背景を浮き上がらせることが、本発表の目的である。
交通:阪急六甲駅またはJR六甲道駅から神戸市バス36系統「鶴甲団地」 行きに乗車,「神大本部工学部前」停留所下車,徒歩すぐ. http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/rokkodai-dai2.html
連絡先:菊池誠 [email protected]