皆様、
千葉工業大学の安部達也です。
東京工業大学の田辺裕大さん(https://yudaitnb.github.io/%EF%BC%89%E3%81%AB Programming with Versions (PWV) における最新の結果についてお話しいただ けることになりました。初めてこの話を聴くという方々だけでなく、PPL'24 で時間の制約上十分に話を聴けなかった・議論したかったのに、と残念に思っ ていた皆様にもまた大変よい機会であると思います。ぜひご参加ください。
日時:2024年5月24日(金)15:00〜16:00 場所:オンライン 参加費:無料 参加方法:https://stair-st.connpass.com/
講師:田辺裕大 様 演題:Programming Language with Versions 概要: 更新作業は現代で最も忌避される開発タスクの一つである。現代のソフトウェア開発は外部パッケージの使用に強く依存しており、外部パッケージの更新はソフトウェアの既存の振舞を破壊することがある。現代的な開発支援ツールはパッケージの依存性解析に基づいた更新支援を提供するが、コードベースの更新作業中には同一パッケージの複数バージョンへの同時依存が不可避的に生じ、実装を無視した解析を行う開発支援ツールではこの問題に有効な解決策を与えることができない。
Programming with Versions (PWV) は、この問題を解決するために近年提案された言語設計である。PWV 言語ではバージョンの概念を言語意味論に持ち込むことにより、単一のモジュールの新旧バージョンの機能を選択的に使用可能である。また、一貫した仕様に基づいたデータフローで計算が行われることを保証する。これらの機能は、膨大な作業コストを要していた更新作業の漸進化を可能にする。本講演では、APLAS'23 及び PPL'24 カテゴリ2で発表された論文 "Compilation Semantics for a Programming Language with Versions" に基づき、実験的な関数型 PWV 言語 VL 及びそのコア計算 λVL を通して、PWV の言語設計を解説する。特に、PPL'24 では時間の制約で紹介できなかった技術的詳細(安全性の原理・型システム設計・バージョン推論・コンパイル手法)や予備評価、関連する更新支援技術、将来の課題についても紹介する。
問合せ先:安部達也 [email protected]
皆様、
千葉工業大学の安部達也です。
東京工業大学の田辺裕大さん(https://yudaitnb.github.io/%EF%BC%89%E3%82%92%E8%AC%9B%E5%B8%AB%E3%81%AB%E8%... て開催されるセミナーの前日になりましたのでリマインダを送らせていただき ます。ぜひご参加ください。
参加方法:https://stair-st.connpass.com/
安部
安部達也 [email protected] wrote:
皆様、
千葉工業大学の安部達也です。
東京工業大学の田辺裕大さん(https://yudaitnb.github.io/%EF%BC%89%E3%81%AB Programming with Versions (PWV) における最新の結果についてお話しいただ けることになりました。初めてこの話を聴くという方々だけでなく、PPL'24 で時間の制約上十分に話を聴けなかった・議論したかったのに、と残念に思っ ていた皆様にもまた大変よい機会であると思います。ぜひご参加ください。
日時:2024年5月24日(金)15:00〜16:00 場所:オンライン 参加費:無料 参加方法:https://stair-st.connpass.com/
講師:田辺裕大 様 演題:Programming Language with Versions 概要: 更新作業は現代で最も忌避される開発タスクの一つである。現代のソフトウェア開発は外部パッケージの使用に強く依存しており、外部パッケージの更新はソフトウェアの既存の振舞を破壊することがある。現代的な開発支援ツールはパッケージの依存性解析に基づいた更新支援を提供するが、コードベースの更新作業中には同一パッケージの複数バージョンへの同時依存が不可避的に生じ、実装を無視した解析を行う開発支援ツールではこの問題に有効な解決策を与えることができない。
Programming with Versions (PWV) は、この問題を解決するために近年提案された言語設計である。PWV 言語ではバージョンの概念を言語意味論に持ち込むことにより、単一のモジュールの新旧バージョンの機能を選択的に使用可能である。また、一貫した仕様に基づいたデータフローで計算が行われることを保証する。これらの機能は、膨大な作業コストを要していた更新作業の漸進化を可能にする。本講演では、APLAS'23 及び PPL'24 カテゴリ2で発表された論文 "Compilation Semantics for a Programming Language with Versions" に基づき、実験的な関数型 PWV 言語 VL 及びそのコア計算 λVL を通して、PWV の言語設計を解説する。特に、PPL'24 では時間の制約で紹介できなかった技術的詳細(安全性の原理・型システム設計・バージョン推論・コンパイル手法)や予備評価、関連する更新支援技術、将来の課題についても紹介する。
問合せ先:安部達也 [email protected]