メーリングリストの皆様 (重複して受け取られた方はどうかご容赦ください)
神戸大学の春名と申します。 集中講義のご案内をさせて頂きます。 皆様のご参加を歓迎致します。
============================================================ 授業科目名:非線形科学特論II (副題:不定性を保ったまま無限を扱う方法) 講師:辻下徹 先生 (立命館大学) 場所:神戸大学大学院理学研究科Z棟101 (理学研究科への交通アクセス:http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko /rokkodai- dai2.html Z棟の場所:http://www.sci.kobe-u.ac.jp/images/map.jpg%EF%BC%89 日時: 2012年6月14日(木)13:20-17:45(3限+4限+5限の半分) 2012年6月21日(木)13:20-18:30(3限+4限+5限) 2012年6月28日(木)13:20-16:40(3限+4限) 講義概要: 数学は「限りがないコト」を無限集合というモノにより捉える戦略を20世紀 初頭に採択し大発展しました。その中で、無限の本質にある不定さが、当初は ネガティブな雰囲気を伴って姿をあらわしたのですが、その積極的な意義を明 らかにしたのが超準解析でした。その誕生から半世紀が経過し、無限集合とい うモノには頼らずに多くの分野の実質的部分が、厳密かつ直観的議論で簡潔に 展開できることがわかってきています。しかし、いまなお超準解析は現代数学 の補助手段としてしか認識されていないため不自然な制約があり、新しい数学 としての面目躍如というところには至っていません。この講義では、超準数学 を「現代数学」とは独立した新しい数学と位置づけ、「限りがないコト」を不 定性を保ちつつとらえることが「数学をする」日常においてどのように可能と なるかを例示したいと思います。
講義関連資料を以下に置く予定です: http://ac-net.org/tjst/12/koube-2012.html ============================================================