数理論理学セミナーのお知らせ 日時:4月26日(金)17:00から 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス
【1】 話者:岩田荘平(神戸大・博士課程) 題目:証明可能性論理の周辺について 概要: 形式的算術(例えばペアノ算術PA)の体系内における証明可能性を意味する 論理式をprovability predicateと呼ぶ.証明可能性論理は,provability predicateの振る舞いを分析する様相論理の分野である. 証明可能性論理でよく用いられる様相論理体系として,GLが知られている. 今回は,GLに関する重要な結果(算術的完全性定理・不動点定理など) を紹介したい.また,話者による最近の結果についても触れられればと思う. 主な参考文献 G. Boolos, ``The Logic of Provability." Cambridge University Press, 1993
【2】 話者:竹内泉(産総研) 題目:様相論理とグラフの平面性 概要: 標準的な意味論では論理式の意味は命題であるが、非標準な意味論 である様相論理の到達可能性意味論では、論理式の意味はグラフの 頂点に関する性質となり、その外延はグラフの頂点の部分集合とな る。到達可能性意味論を用いることにより、様相論理の論理式でグ ラフの性質を記述することが出来る。本研究では、グラフの平面性 を記述する様相論理について論ずる。
========== 当セミナーは定期的に東工大で開催しているものです。 参加希望などは下記にお問い合わせください。 ----- 鹿島 亮 東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系 [email protected]