数理論理学セミナーのお知らせ 日時:7月12日(金)17:00から 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス
【1】 話者:鈴木登志雄(首都大東京・理) 題目:Solovay還元と連続性 概要: 本研究の目的は,還元と連続性の関係を,より深く理解することにある.Solovay還元は,2つの実数の距離に基づく還元の概念である.まず,ある種のリプシッツ連続関数の存在でSolovay還元を特徴付ける.次にヘルダー連続性(オーダー1以下)に対応する還元の概念があるかを考察し、肯定的な答としてquasi Solovay還元を導入する.この還元をSolovay還元およびTuring還元から分離する.さらにquasi Solovay完全性とランダムネスとの関係を考察する.本講演の内容は隈部正博(放送大・教養)・宮部賢志(明大・理工)・水澤勇気(首都大東京・理工)との共同研究に基づく. Preprint: arXiv:1903.08625[math.LO] (2019).
【2】 話者:今井裕幸(首都大東京・理) 題目:Solovay還元と第一不完全性定理 概要:Chaitinの停止確率オメガとSolovay還元に関連した決定不能命題の例を示す。
========== 当セミナーは定期的に東工大で開催しているものです。 参加希望などは下記にお問い合わせください。 ----- 鹿島 亮 東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系 [email protected]