不完全性定理入門集中講義のご案内
(重複して受け取られた折はご容赦ください)
お世話になっております。首都大学東京の鈴木登志雄です。
さて10月・11月に首都大学東京 理学研究科 数理科学専攻では,東京工業大学の鹿島先生に不完全性定理入門の集中講義をしていただきます。最終日には証明可能性論理にもふれていただける見込みです。公式にオープンセミナーとうたっているわけではありませんが,当専攻ではこの種の集中講義に数名程度まで学外の院生等が聴きに来ても黙認する慣習のようです。お近くに関心のありそうな方がいらっしゃいましたら、お知らせいただければ幸いです。
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** 担当者 鹿島 亮 先生(東京工業大学 情報理工学院 准教授) ** 授 業 科 目 名 応用数理特別講義2 (数理科学専攻 前期課程:R0081) タイトル 不完全性定理への現代的な入門 場所 首都大学東京(南大沢キャンパス)8号館6階610
時 期 10月10日(木),17日(木),31日(木),11月7日(木)の 14:40-17:50(途中休憩あり)
当専攻での連絡係 鈴木 登志雄 toshio-suzuki[atmark]tmu.ac.jp
概要 ゲーデルの不完全性定理は数理論理学における重要な基本定理でありコンピュータサイエンスや哲学などにも多大な影響を与えているが,しばしば誤解もされている.本講義の目的は詳細な議論によってこの定理の数学的な正しい理解を与えることである.ゲーデルの原論文(1931)を忠実になぞるのではなく,本講義ではペアノ算術を主な対象としてより現代的な証明を行う。教科書:田中一之編『ゲーデルと20世紀の論理学(3)不完全性定理と算術の体系』東京大学出版会 (2007) pp.37-114 所収, 鹿島亮「第一不完全性定理と第二不完全性定理」。
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首都大学東京 南大沢キャンパスへの交通 http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html
同・構内図 http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/map.html