数理論理学セミナーのお知らせ
日時:8月28日(木) 16:00 から
場所:東京工業大学 大岡山西8号館 W棟10階 W1008
話者:横山啓太(JAIST)
題目:ヒルベルトは悪夢を見るか
概要:
ゲーデルの不完全性定理によれば、十分な自然数論を含む無矛盾かつ再帰的な公理系は必ず証明できない文を持つ。それでは、二つの(ゲーデルの不完全性定理の条件を満たすような)公理系T,T'を用意して次を成り立たせることは可能だろうか?
全ての文 A に対して T が A で証明できるかまたは T が A で証明できないことが T' で証明できる。
6月にシンガポールで行われた研究集会において、Mingzhong Cai 氏が Hilbert's nightmare の名で上を一般化した問題を提示した。ここではその問題に対する Beklemishev/Vissar の答えを紹介し、さらなる一般化についても考える。
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本セミナーは定期的に東工大で開催しているものです。
初めて参加を希望される方はご一報ください。
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鹿島 亮
東京工業大学大学院情報理工学研究科
数理・計算科学専攻
kashima(a)is.titech.ac.jp